Archive for January 2006

15 January

かなり遅めの「あけましておめでとうございます」

かなり久しぶりに、風邪のために完全ダウンの一日でした。
年末は、30日まで、集中講義や会議の連続、正月も4日から休みなしで、会議、講義・・・さすがの体力自慢も限界点を超えてしまったようです。
特に気力が低下すると、とたんに身体に症状が出るタイプなので、先週中盤からの気力の消耗はきつかったです。
何事についても、完璧な方法や、完璧な選択というものはできないことは、長く生きていると理解できていますし、「仕方がない」と一旦引くことも必要なことはわかっていますが、自分にかかわることでないと、ウエルフェアーとかヒューマンサービスとか言っている人間もいかにも無関心であるかということをまざまざと見せ付けられ、一気に気力もやる気も萎えてしまった感じです。発展途上にいる人たちの感情は、往々にして一時的なもので、結局は与えれたら環境に順応していく過程をとることはわかっていますし、そのことについて大人が一定のコントロールをしてあげることが大切であることも、必要なことも理解しています。明らかにその観点があるものであれば良かったのですが・・・
話をしていて、周囲の反応を見ていて、福祉の専門家として、一人ひとりを大切にしている人の集まりだという信頼が私の中で崩れていく音が聞こえてしまいました。
同時に、これから起こるいろいろな反応や、発達途上の人々の間に起こる感情の混乱も予測しながら、彼らのために抵抗をする気力がなくなっている自分に苛立ちを覚えました。
改めて、自分の弱さを自覚させられた・・・そんな感じでした。
いつもなら徹底的に抗戦をするのに、自分の中で「無駄」「時間の無駄だ」とどんどん引いている自分が見え、そのことに抵抗することすらできませんでした。
もとより、他の人の問題ではないです、私自身の問題です。
その後、一生懸命「自分だけは一人ひとりを大切にしている」ということを証明しようと躍起になっていた・・・
そんな自分の行動にも腹が立っていました。
風邪のために臥せっている中で、「立て直さなければ!」という気持ちだけは少しだけ復活しましたが。
新たな課題を感じた正月でした。

18:06:38 | umk48 | 2 comments | TrackBacks